仕事でタイのバンコクに数年間駐在していました。タイと言えば辛い料理とタイマッサージが有名ですが、タイ料理に様々なメニューがあるように、マッサージにも何種類かがあります。最も一般的なものが「古式マッサージ」で、揉んだり、捻ったり、反らしたり、引っ張ったりするあのアクロバティックなハードなものです。その他にはアロマ・マッサージとかオイル・マッサージと呼ばれる全身にオイルを塗って揉み解すソフトなものや、足のふくらはぎ中心のフット・マッサージ、そして足の裏や指の間に棒状のものを差し込んで擦る足裏マッサージなどがあります。バンコク在住中には全てを経験しましたが、それぞれ違った魅力がありました。ゴルフで全身の筋肉が疲れた時には古式マッサージのあの「痛気持ち良さ」が、日焼けで肌が荒れてる時にはアロマ・マッサージの「しっとり感」が、そして歩き疲れて足が張っているような時にはフット・マッサージや足裏マッサージの「指圧感」が最高でした。古式マッサージの一般的な料金は2時間で1,500円程でしたが、担当してくれたマッサージ師には3~400円位のチップが普通でしたので、合わせても2,000円以下でした。タイから帰国して数年経った今、懐かしいのはやはりあの「痛気持ち良さ」ですが、日本での料金は10倍? マッサージチェアで我慢、我慢です。
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